日本の和牛は、
ここから始まった。
和牛の源流である但馬牛。
兵庫県北西部の美方地域では、人と牛が共に生きる暮らしの中で、
優れた血統が守り育てられてきました。
この地域に受け継がれる農業システムは、
世界農業遺産として認定されています。

ORIGIN OF WAGYU

一頭の牛から、
日本の和牛の物語が始まった。

和牛の源流である但馬牛。
兵庫県北西部の美方地域では、
人と牛が共に生きる暮らしの中で、
優れた血統が守り育てられてきました。

99.9%

全国の黒毛和種の繁殖雌牛の先祖は、
1頭の但馬牛につながる

但馬牛の顕彰碑

ROOTS

全国の和牛につながる、
但馬牛。

松阪牛、近江牛、飛騨牛など、全国のブランド和牛。
全国のブランド和牛の歴史をたどると、その源流には但馬牛の存在があります。美方地域で守り育てられてきた血統は、日本の和牛改良を支えてきました。和牛の源流の物語は、この地域から始まります。

和牛のルーツをたどる →

KOBE BEEF

世界に誇る
神戸ビーフの原点。

全国の和牛の源流として受け継がれてきた但馬牛。
その価値を世界に知らしめたのが、神戸ビーフです。
世界的ブランドとして知られる神戸ビーフ。
その素牛※となるのは、兵庫県産但馬牛だけです。
長い年月をかけて守られてきた優れた血統と飼育文化が、世界に認められる品質を生み出しています。
※素牛(もとうし):肥育のもととなる牛。

神戸ビーフの素牛となる但馬牛
KOBE BEEF FROM TAJIMA

MIKATA REGION

和牛のふるさとを
育んだ風土。

兵庫県北西部に位置する美方地域は、香美町と新温泉町からなる山間地域です。
標高1,000m級の山々と豊かな森林、棚田が広がる自然環境の中で、但馬牛は育まれてきました。
この地域の風土が、和牛の源流を支えています。

里山の循環と自然 →

COEXISTENCE

牛は、家族だった。

かつて牛は農作業を支える大切な存在でした。
人と牛が同じ屋根の下で暮らし、一頭一頭に名前を付けて大切に育てる文化が根付いていました。
こうした牛との深い関わりが、但馬牛の品質を支える基盤となっています。

人と牛の共生 →
牛を連れる農夫と子牛たち

CIRCULATION

棚田と牛が支え合う農業。

稲わらは牛の飼料となり、
牛の堆肥は田んぼを豊かにする。
美方地域では、稲作と畜産が結び付いた
循環型農業が古くから続いています。
人と牛と自然が支え合う営みが、
美しい棚田の景観を守っています。

01 棚田の稲作
→
02 稲わらを飼料に
→
03 牛の堆肥
→
04 土を豊かに
世界農業遺産 →

NATURE

山の草が、
但馬牛を育てる。

「但馬牛は山でつくり、草で飼う」。
美方地域では古くから放牧が行われ、牛たちは山の草を食べながら育ってきました。
放牧は草原環境を維持し、多様な生きものが暮らす環境保全にもつながっています。

BLOODLINE

100年以上
受け継がれる血統管理。

美方地域では全国に先駆けて、牛の戸籍ともいえる「牛籍簿」が整備されました。
牛の血統を記録し続ける仕組みは、日本の和牛登録制度の原点となりました。
受け継がれる記録が、但馬牛の価値と信頼を支えています。

牛籍簿(血統管理台帳)

GLOBALLY IMPORTANT AGRICULTURAL HERITAGE SYSTEMS

世界が認めた、人と牛の営み。

美方地域で受け継がれてきた価値は、
但馬牛だけではありません。
遺伝資源の保全、人と牛の共生、棚田の維持、
放牧文化、循環型農業。
これらが一体となった農業システムが評価され、
世界農業遺産に認定されています。
和牛の源流を守り続ける地域の営みは、
今も未来へと受け継がれています。

01 和牛の遺伝資源
02 伝統的な血統管理
03 人と牛の共生文化
04 里山の循環
05 生物多様性
GIAHS Globally Important
Agricultural Heritage Systems
日本農業遺産 Nationally Important
Agricultural Heritage Systems

FILM

映像で知る、
和牛の源流の地。

但馬牛を育む自然。
人と牛が共に歩んできた暮らし。
世界農業遺産として受け継がれる美方地域の魅力を、映像でご覧ください。